不妊症とは
レディース鍼灸*子陵では、「不妊症」とは、妊娠の受け入れ態勢が整っていない状態、つまり妊娠のための身体の準備が出来ていない状態、と考えています。
女性の身体は、とてもデリケートなものです。ちょっとしたストレスやダイエット、あるいは冷え性などで簡単にバランスを崩してしまいます。
このバランスの乱れが、年齢と同様に、妊娠を遠ざける大きな要因ともなるのです。
そのため、当院では下記の「周期療法」に加えて、全身のバランスを整えることを重視しています。妊娠は身体全体が関わる大仕事だからです。
不妊症でお悩みの方は、妊娠できないのではなく、身体の準備が整っていないだけなのです。
ですから、まだ治療の結果が見えない方も、あきらめないで強く希望を持って下さい。
この身体の調整は、一朝一夕に結果が出るものではありませんが、「よりよい妊娠への近道」とお考え下さい。
不妊症における、年齢と妊娠率
患者様の年齢と妊娠率には相関関係があり、通常は患者様の年齢が上がるほど妊娠率は低下していきます。このことは、一般的には「卵子が古くなる」「卵が年を取る」と言われていますが、実際は卵巣が年齢と共に本来の機能を発揮できなくなり、結果として卵胞が十分に育たない状態なのです。
そのため当院では、身体全体および卵巣へ刺激することで、卵巣機能を回復させ、出来る限り成熟度が高く、妊娠しやすい卵子が育てられる様努めています。 ですから当院では、卵巣が完全に機能を停止していない限り、「妊娠の可能性はある」と考えています。
個人差はありますが、身体のバランスを整えることで、「婦人科年齢」の若返りが期待できるからです。また排卵障害(例えば早発卵巣機能不全)のように、卵巣が機能を休止している場合でも、機能を再開することは珍しいことではありません。
妊娠というゴールへ至るまでには、ART(生殖補助技術)の必要性は増しますが、あきらめないでもう少し頑張ってみませんか? 排卵している間は、身体は妊娠を待っています。
不妊症の鍼当院では、不妊症を始め、婦人科でお悩みの方には、中医学の「周期療法」を中心とした治療を行っております。「周期療法」とは西洋医学と中医学の併用を目的に考えられたものです。
まず月経周期を「月経期」「卵胞期」「排卵期」「黄体期」の4期に分けて考えます。 各期で分泌されるホルモンが変化しますので、それに合わせて施術のポイントを変えます。お医者さんがホルモン剤や漢方薬を使い分けるのと同じです。
これによりホルモンの調節が順調に行われ、子宮や卵巣をはじめとする「婦人科」が元気に働けるようになります。こうして妊娠を受け入れ、妊娠に耐えられる身体へと準備が整ってきます。
ホルモン剤や度重なる治療の影響で、卵巣が腫れる・水が溜まる(卵巣過剰刺激症候群)、子宮内膜が薄いなど、治療に疲れた「婦人科」の回復にもつながります。
次の周期に備えて、身体を整えておきましょう。
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