- 1.レデース鍼灸*子陵受診までの経緯黄体機能不全と卵管閉塞があるが自然妊娠したい。
- 2.レディース鍼灸子陵初診にて主訴
- 3.問診と治療方針卵管鏡手術(FT)後、自然妊娠を目指す。黄体機能不全も改善できる。
- 4.鍼治療を始めて、排卵誘発剤は不要に妊娠・出産まで。
- 5.まとめ妊娠しないのは、体全体の冷えが原因でした。
★いただいたメール★
Wさん35歳 人工授精 施術14回
帝王切開で無事に男の子を出産いたしました。
予定日より2週間も経過してしまい、ヤキモキしていました。
そんな時、1年前には、今の境遇は想像もつかなかったな~と思い出し昨年の辛い思いに比べたら、なんてことないな!と気持ちを改めることができました。
ここまで辿りついたのは先生方に行っていた頂いた治療のお陰だと思っています。
また、多くの患者さんの希望の光となられますように、応援させて頂きます。
本当に有難うございました💐
1.レデース鍼灸*子陵受診までの経緯
(黄体機能不全と卵管閉塞があるが自然妊娠したい。)
黄体機能不全と卵管閉塞があるが自然妊娠したい。
1年前から排卵が遅れ気味になり、不妊専門クリニックで検査を受ける。
右卵管閉塞・黄体機能不全が判明する。
排卵誘発剤の処方を受けながらタイミング法を行うが妊娠反応は一度も出ず。
クリニックからは体外受精を勧められている。
「体を整えたら、自然妊娠の可能性はありますか?」と相談の為にレディース鍼灸子陵を受診。
2.レディース鍼灸子陵初診にて主訴
卵管閉塞の上に高温期が短く、黄体機能不全。これで妊娠できるのか不安。
手足・腰・お腹が常に冷え、冷え症を実感している。
基礎体温表は標準線まで上がらず、高温期でも35℃台と低いのが気になる。
3.問診と治療方針
(卵管鏡手術(FT)後、自然妊娠を目指す。黄体機能不全も改善できる。)
卵管閉塞は手術を行う事で解消出来るので、卵管鏡手術(FT)を行っているクリニックを紹介する。
日帰りの手術で高額医療費控除も使用可。
黄体機能不全は卵胞の育ちを良くすることで解消する。
排卵後の卵の殻が黄体になるので卵を良くすることに集中する。
しかし、35歳で黄体機能不全とは納得出来ない。
生理周期は26~28日で特に問題はないが、高温期が10日未満と短かく、排卵までに時間が掛かっている様子。
暫くは排卵誘発剤の処方も必要ではないかとお伝えする。
何故?卵の育ちが良くないのか不思議。
BMI値も問題ないので栄養不足とは考えられず、ご自身が気が付いていない日々の生活習慣で卵巣が弱っている可能性がある。
詳細を伺うと食後のアイスが日課だとか。原因はその生活習慣と判明。
冷えで卵巣への血流不足が続き卵の育ちが遅い。卵の育ちが遅いので黄体ホルモンの出方も良くない。
今後は冷飲冷食を徹底的に避けて頂くようにお願いした上で鍼で卵巣への施術を行う。
冷えが解消すれば卵の育ちも良くなり、基礎体温は全体的に上がり、高温期も10日~2週間続くようになる。
4.鍼治療を始めて、排卵誘発剤は不要に
(妊娠・出産まで。)
5回施術後、卵管閉塞の手術(FT)を受ける。
6回施術後、排卵誘発剤の処方は不要になる。13回施術後、不正出血(排卵出血と思われる)が起こる。
14回施術後、人工授精(AIH)を行い妊娠・出産報告を頂く。
5.まとめ
(妊娠しないのは、体全体の冷えが原因でした。)
黄体機能不全は40代の方に多いので、30代半ばでの黄体機能不全は不自然でした。
40代になると卵巣に元気もなく、代謝機能も衰えるので、無理もないのですが・・・
30代なのに不思議に思って日々の生活習慣を伺いました。やはり生活習慣が原因でした。
生活習慣の改善と鍼の施術で卵の育ちが良くなり、排卵誘発剤が不要となりました。
もともとの妊娠力は備わっていたのです。
アイス・ビール・外食時のお冷・現代人は体を冷やすことが習慣になっています。
妊活されている方は特に気を付けて下さいね。