• １．レデース鍼灸＊子陵初診までの経緯
• ２．レデース鍼灸＊子陵初診・問診（卵管癒着、生理痛、ＰＭＳ（月経前困難症）あり）
• ３．レデース鍼灸＊子陵の治療と経過（シリンジ法でクリニック通院のストレスを解消）
• ４．体外受精前に自然妊娠
• ５．さいごに（不妊の原因は子宮の冷え。出産報告）

１．レデース鍼灸＊子陵初診までの経緯

３年前に結婚。生理痛が強く結婚と同時に婦人科を受診。

タイミング指導を４回、人工授精（ＡＩＨ）を３回受けるが妊娠反応は出ず。

不妊検査である卵管造影検査が非常に痛く途中で断念。

卵管が癒着気味なのではないかとの事。

体外受精を視野に入れながら体を整えたいとレデース鍼灸＊子陵を受診。

２．レデース鍼灸＊子陵初診・問診

卵管癒着、生理痛、ＰＭＳ（月経前困難症）あり。

生理痛が強く、生理が終わるまでに８日かかる。毎月、痛み止めが必要。

ＰＭＳ（月経前困難症）も強く仕事に支障がある。仕事と妊活の両立で常に時間に追われストレスが強いと主訴。

卵管造影検査の造影剤は粘度があり、卵管が細い人には入りにくい可能性あり、癒着であればＦＴ手術（卵管閉塞術）も考えられるが、癒着の程度によっては精子が卵管内入ることは可能であると伝える。

基礎体温の状態は良く、自然妊娠の可能性はあり。

ただ、生理時の経血が８日も続くのは期間が長過ぎる。通常は３～４日で子宮が内膜を剝がして排出できるはず。

子宮の能力が落ちてなかなか排出できないのが痛みが続く原因。

鍼で子宮の血流量を増やし子宮が本来の能力を取り戻せるように施術する。

３．レデース鍼灸＊子陵の治療と経過

シリンジ法でクリニック通院のストレスを解消。

仕事と人工授精（ＡＩＨ）の為の婦人科通いは苦痛とのこと。シリンジ法をお勧めする。

人工授精の精子の寿命は１日。

何故なら、子宮に直接精子を注入するために精子の殺菌と遠心分離機を使用するためです。

排卵後の卵の寿命も１日です。その為、排卵日を特定するのが難しく、仕事をしながら何度も通院するよりもおりものが出てきたら２～３日で排卵するので、その頃から集中的にシリンジやタイミングを取ることをお勧めする。

タイミングやシリンジ法での精子の寿命は４～５日ありますので、排卵前に精子を待たせる作戦です。

過去には排卵日が分かりにくい４０代のご夫婦は生理が終わってから基礎体温が上がるまで毎日、シリンジ法を行って、授かりました。

毎日は無理でも、おりものが出てきたら体からの排卵の合図です。

１日おきにシリンジ法を行えれば理想です。

鍼治療の効果に時間がかかり生理痛とＰＭＳが解消する（１７回目）

４．体外受精前に自然妊娠

生理痛やＰＭＳ（月経前困難症）が治まり体の状態が非常に良くなってきたので、初の体外受精を行いとの希望。不妊専門クリニックを紹介する（２０回目）

クリニックの初診が生理５日目なので今周期はタイミング指導を受けることになる。

その周期で自然妊娠（２２回目）。安定期まで施術（２６回目）

５．さいごに

出産報告を頂きました。

ご本人の主訴通り、生理痛の解消に時間がかかりました。通常は４～５回で解消するはずですが、１７回もかかりました。それだけ子宮の冷えが強く深かったのだと推測されます。

日々の生活環境を見直すには時間がかかる事かもしれませんが、冷飲冷食を避ける。夏の冷房でも体は冷えます。シャワーではなくお風呂で温まる。

体の内外ともに冷やさないことに留意して下さい。

その後、無事に出産しました。とお子さんといらして下さいました。