レディース鍼灸 子陵。不妊鍼灸。横浜市都筑区。判定日にhcgが低い場合は当日の鍼も効果あり。高齢出産で自然妊娠も。当院の最高年齢48歳。採卵、移植後に子宮内膜が薄い場合は鍼灸で厚くしましょう。
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症例・患者様の声(妊娠)

2023/05/08

AMHが低く採卵数も少ない。閉経の心配。着床しやすい内膜になって妊娠。

 

 

★いただいたメール★
(可愛いお子さんのお写真も添付されていました。癒されます🧡。
Tさん有り難うございました。)

 

Tさん35歳 体外受精 施術5回(治療成績2022.6.Cさん)

 

ご無沙汰しております。昨年夏頃お世話になったTです。

 

実家に帰省していて報告が遅くなりましたが、2月〇日に3070gの元気な男の子を出産致しました。

 

鍼の効果か、立派なへその緒と褒められました。

 

治療していた頃はお二人と話して、明るく前向きになりました。

 

本当に有り難うございました。今は育児で大変ですが不妊治療の経験からか、すべてが有難く貴重な経験だと感じます。

 

お忙しい中、お体にお気をつけ下さい。有り難うございました☘️

 

 

 

 

1.レデース鍼灸*子陵受診するまでの経緯

(治療2年、体外受精でも妊娠せず。)

 

結婚と同時に不妊専門クリニックで不妊検査を受ける。男性側には問題なし。

 

女性側のAMHが0.79(42~43歳並みの平均値)、実年齢よりもかなり低いと指摘され、体外受精を勧められる。

 

タイミング指導1回、人工授精(AIH)8回受けるが陽性反応は1度も出ず。体外受精(IVF)にステップアップ。

 

初の体外受精で排卵誘発剤の服用とHMGの注射を毎日受けるが、採卵できたのは2ケのみ。

 

結果は受精せず。

 

2回目の体外受精で3ケ採卵・2ケ凍結胚となる。翌周期に1ケ移植するが陽性反応は出ず。

 

2年の治療期間の間、一度も妊娠反応が出ず。

 

最後の凍結胚を移植する直前にレディース鍼灸子陵を受診。

 

 

 

2.レディース鍼灸子陵の初診・主訴

(AMHが低く採卵数が少ない。閉経を心配。黄体機能不全もあり。)

 

 

AMHが低いので、体外受精を2回行ったが、採卵時の卵胞がいつも2~3ケと少ない。

 

閉経が近いのではないか?と焦る気持ちが強い。

 

基礎体温は高温期が続かず、ガタガタしている。人工授精の後はいつも黄体ホルモンの補充を行う。(黄体機能不全)

 

生理痛は毎周期あり、毎回、痛み止めが欠かせず。経血に塊も出る。

 

 

 

3.レディース鍼灸子陵の治療方針

(AMHが低くても妊娠できる。生理痛を解消して、着床しやすい子宮内膜に)

 

 

AMHが低い事よりも、BMI値が18未満と低すぎる事が気掛かり。

 

痩せすぎている為に卵胞を育てる力が不足している。卵胞期前半のエストロゲンは25~120欲しいところ、(標準産科婦人科学第3版)14.8pgしかない。

 

卵胞がしっかり育たないので黄体ホルモン値も低く高温期が続かず、黄体ホルモンの補充が欠かせない状態となっている。

 

黄体は排卵した後の卵の抜け殻から作られます。

 

しっかりと卵が育てば殻も良く育つので黄体も十分に出てきます。

 

原始卵胞は約200日かかって育つために卵が良くなるには時間が必要です。

 

ただ凍結胚があるので、子宮への施術をメインとにして着床しやすい内膜を目指す。

 

生理痛や経血に塊があるのは子宮内が冷えている証。子宮の冷えを解消して内膜をしっかりと育てる。

 

移植時の内膜の厚みも10mm以上を目標にする。

 

 

 

4.治療内容

(生理痛が治まり、妊娠・出産まで。)

 

 

1回施術後、ホルモン周期で移植するが陽性反応は出ず。

 

3回施術後、生理痛が治まり、塊が出なくなる。3回目の体外受精受精を行う。

 

2ケ採卵し、1ケを凍結。5回施術後、移植・妊娠。安定期まで施術。

 

 

 

5.まとめ

(AMHが低くても自然妊娠は可能です。)

 

 

 

ご本人はAMHが低いことを気にされていましたが、AMHが低い人の特徴は生理中に目視できる卵胞が少ないことが挙げられます。

 

元々の卵胞が少ないので高刺激の誘発でも卵胞が育たない。なるべく刺激の少ない誘発方法を選ぶことが大切です。

 

AMHよりもBMI値が低い事が気がかりでした。

 

BMI値が18未満になると閉経する可能性が高くなります。

 

Tさんの場合は17.9とギリギリの値でしたが年齢が若いので、少しの鍼の刺激で良い卵が採れ、妊娠・出産に結び付きました。

 

BMI値が低いと全身のエネルギー量が足りません。

 

体は優先順位の高い所からエネルギーを振り分けていきます。優先順位が高いのは脳や内蔵です。

 

生殖器は生きていく為に必要ないので最初に切られます。

 

ダイエットで生理が止まるのもそのせいです。

 

良い卵を作る為にBMI値は20くらい欲しいです。

 

AMHの考え方として、体外受精を行う医師が所属している生殖医学会が発行している『生殖医学の必須知識』には下記のように記載されています。

 

「AMHの基準値について、AMHに平均値、中央値はあるものの正常値は設定できない。

 

20歳代前半の5ng/mlから40歳代後半の0までの平均直線は引けるがどの年代においてもAMH0の人が存在し、測定値は正規分布しない。

 

特に30代では年齢とAMHは相関しない。

 

AMHの測定結果については同世代と比べ残っている卵子の数が多い少ないといえても正常異常と評価すべきではない。」

 

AMHが低いと採卵できる卵が少なく、経済的には不利ですが、自然の場合排卵する卵は一つです。

 

ご自身の体に選ばれた卵が排卵しているのです。自信を持って欲しいと思います。

 

 

なかなか妊娠しないのは子宮の状態に問題がありました。

 

生理の状態は鮮血・サラサラ・パッと始まり、パッと終わるのが良い生理です。

 

生理痛や塊が出るのは子宮内が冷えているからです。

 

TさんはAMHよりも体重を増やして、体に十分なエネルギーを補給すれば、まだまだ自然妊娠は可能なはずです。

 

第二子はAMHを気にせずに、気楽に妊活ができるといいですね。

 

次回もお会いできるのを楽しみにしております🎵

 

 

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