1.レデース鍼灸*子陵を受診するまでの経緯。
細かい作業が中心な指を酷使する仕事をしています。
初めは手首と親指がだるい感覚でした。
その度に指を揉んだり、ストレッチをしたりして過ごしていました。
だんだん痛みや痺れが出るようになり、特にトイレで下着を上げる時、つまむ動作で痛みが走りました。
お医者さんでは腱鞘炎と診断され、湿布やテーピングをして「手を動かさず安静に。」と言われましたが、仕事を休むわけにもいかず、痛みに耐えながら続けていました。
そのうちに手全体に痛みが広がり、握る動作もできなくなりました。自転車のハンドルや荷物を持つことも辛く、仕事も休むことになりました。
しばらく治療に専念する事にしましたが、痛みは増すばかりで、痛み止めの注射を行う対処療法しか手がありません。
手術も考えたのですが、他に治療方法はないかと思い、漢方薬局や鍼灸院に電話で問い合わせしてみましたが、どこも受け入れてもらえませんでした。
唯一、子陵さんだけが「腱鞘炎?治りますよ。治療は痛いけど」と即答して下さいました。
少し躊躇しましたが、今の痛みが続くよりもいいかと思いお願いしました。
先生は指を一本ずつ動かしながら、鍼を打って下さいました。
鍼の痛みは思っていたほどでもなく、治療後は少し痛みが軽減されたので、続けてみようかと考えました。
十数回の治療で完治し、今は普通の生活に戻り、仕事も再開。
先生には「また痛くなったら、我慢せずに直ぐに来て下さい。」と言われていますので心強いです。
2.腱鞘炎とは。
骨と筋肉を繋ぐ腱と腱鞘に炎症が生じる病です。
腱や腱鞘は全身にありますが、主に動きが多い手首や指に発症します。
痛みだけでなく、動きが悪くなったり痺れが出ることもあります。
3.原因。
手首や指を酷使することで炎症が起こり、パソコンやピアノ等、指と手首を動かす作業を行う人や育児中の人、スマホ操作を頻繁に行う方が多いようです。
4.中国鍼での腱鞘炎の治療内容について。
腱鞘炎のツボを使用する手も考えられますが、ツボで治る状態ではありませんでした。
そこで、痛みのある腱に直接鍼を打って代謝を上げ回復するように努めました。
腱は甲から見える部分だけでなく、奥の方にもありますし、手の平にもあります。
どちらも指を動かしながらの施術です。
施術者としてもかなりの集中力が必要となります。十数回の治療で完治しました。
手術も考えてたとの事。役目を果たせてホッとしています。
もし、再発した時にはこんなに酷くならない間にいらして下さい。
こちらもヘトヘトになりますから。