1.レデース鍼灸*子陵を受診するまでの経緯。
階段を下りる時や、立ち上がる時にピリッとした痛みが走りました。
段々と正座するのも辛くなり、お医者さんでは加齢による軟骨のすり減りとの診断を受けました。
湿布をしたり、痛み止めの注射やヒアルロン酸注射、サプリメントなど様々な治療を試しましたが、痛みは治まりません。
友人が中国鍼がいいよと子陵さんを紹介してくれました。初めての鍼でとても緊張しましたが、鍼の痛みは全く感じず、なんだかくすぐったい感覚でした。
こんな事で治るのか?と思いながら、治療を終えた時、すっかり痛みは消えていました。
先生からは鍼で軟骨は増やせないけど、痛みの緩和はできます。また痛みが出たら来てくださいと言われました。
筋肉を付けるといいと教えて頂きましたので、今は水中ウォーキングをして筋肉を鍛えています。
痛みが強い時は外出する気分にもなれず、引きこもっていましたので大変感謝しております。
2.関節痛・膝痛とは。
関節とは骨と骨を繋ぐ連結部分であり、両骨の相対する部分には水分を含んだ軟骨があり、軟骨にはクッションのような役割があります。
関節には滑膜から滑液が分泌されこれが潤滑油の役割になり、スムーズに関節を動かすことができます。
関節は靭帯や筋肉で補強され外れないようになっています。
この関節が加齢や肥満を含め、酷使された為に起こるのが関節痛です。
あらゆる部分に関節はありますので、肩で起これば五十肩。
膝で起これば膝痛。
手首で起これば腱鞘炎となります。
3.関節痛・膝痛の原因。
加齢や肥満で関節に負担が掛かり過ぎて起こります。
通常、軟骨は水分を70~80%含んでいますが、関節を酷使することにより、クッションのような弾力性が失くなり骨と骨がぶつかって痛みが生じます。
潤滑油の役割を果たす滑液も炎症により、流れが悪くなる事も原因のひとつです。
4.中国鍼で関節痛・膝痛を改善する方法。
膝痛を長い間放置すると変形性膝関節症となります。
変形してしまった関節は鍼では元に戻りませんが、前段階であれば痛みを緩和することは可能です。
膝のクッションの役割がある軟骨は、ほとんどが水分です。ご自身の体が作るものなので、その部分に血流を送る為に鍼を打ちます。
具体的には膝の場合はお皿の下(表面には出ていない部分)に鍼を入れて滑液が増えるように促します。
痛みが慢性化する前にいらして頂ければ、数回の治療で終了します。
また、ご自身でできる事は体を冷やさないで血流を良くすること、タンパク質の摂取、筋肉を付けて関節への負担を抑えることです。