レディース鍼灸 子陵。不妊鍼灸。横浜市都筑区。判定日にhcgが低い場合は当日の鍼も効果あり。高齢出産で自然妊娠も。当院の最高年齢48歳。採卵、移植後に子宮内膜が薄い場合は鍼灸で厚くしましょう。
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症例・患者様の声(妊娠)

2021/06/05

AMH0.1と低くても妊娠・出産できました。閉経の不安で体外受精。

 

★いただいたお手紙★

 

Kさん 29歳/31歳  体外受精 施術14回/3回

 

ご無沙汰しております。第1子の時からお世話になっておりました。Kです。

 

この度、無事に第2子を3月〇日に出産することができました。

 

安定期まで通院するつもりが、仕事が忙しくなり、その後切迫で入院したりで慌ただしく過ごしている間にご連絡もできず、ここまできてしまいました。

 

前のクリニックでメンタルもやられ、もう神にもすがる思いで院長先生の鍼を母から教えてもらい通いだした事、本当に運命でした!!

 

そしてN先生のクリニックを紹介して頂いて、卵管が通っていない事もあり、直ぐに体外受精でしたが、移植からはスムーズに出産できました。

 

第2子も一発で。

 

先生に出会えなければこの2人の宝物に出会うことができなかったと本当に感謝しています。有難うございました。

 

お忙しい日々が続いていると存じますが、どうぞお体に気を付けて下さい。

 

そして、いつまでも仲の良いご夫婦で🌷

 

 

 

 

1.レディース鍼灸子陵受診までの経緯。

 

 

AMHが低く、閉経の不安で体外受精を繰り返す。

 

結婚して1.5年。半年間は自己流タイミングを行うが妊娠反応が出ず、不妊専門クリニックで不妊検査を受ける。右卵管狭窄が判明。

 

AMHも低く0.1ng/mlと指摘され、タイミング療法を1回受けた後、ステップアップ。

 

閉経の不安で毎月のように体外受精を続ける。

 

初の体外受精で2ケ採卵し、初期胚を1ケ移植するが結果が出ず。

 

2回目の採卵で3ケ採卵し、凍結胚を1ケ移植するが結果が出ず。

 

3回目の採卵で1ケ採卵するが移植まで至らず。

 

4回目の採卵で2ケ採卵し、2ケ凍結胚ができ、続けて移植するが化学流産。

 

5回目の採卵で1ケ採卵するが空胞で移植まで至らず。

 

5ヶ月間続けて体外受精。

 

実母の友人紹介でレデース鍼灸*子陵を受診。

 

 

 

2.初診での主訴と問診。

 

周期は28日生理痛あり。AMHが0.1ng/mlと低く、明日にでも閉経するかもと恐怖で体外受精を止められない。

 

生理痛、PMS(生理前困難症)あり。基礎体温表の上がり方はよく、高温期も14日あり。

 

FSH・LH・E2ともに特に問題なし。

 

卵管狭窄は片方なので、年齢的に生理痛を解消し、子宮の環境を整えるだけで自然妊娠できるのではないか?

 

採卵数の割りには移植できる胚が少ないのは、毎月の採卵で卵巣が疲弊していると考えられるので、2~3周期くらい体外受精をお休みしては如何でしょうか?と提案。

 

また2~3回の採卵で妊娠に至らない場合は誘発方法がご本人の体に合っていない可能性があるので、クリニックの転院をお勧めし、穏やかな誘発で定評のあるクリニックを紹介。

 

 

 

3.AMHが0.1と低いので、採卵に専念して凍結胚を貯めたい。

(鍼の施術、採卵~妊娠・出産まで)

 

 

閉経が近づくとFSHが70mlu以上に上がるが、Kさんの場合は6.6mluと低く、閉経の心配は全くないと説明し、3周期くらい採卵をお休みして頂きたいとお伝えするが、採卵は休みたくないとの事。

 

3回施術後、PMS・生理痛治まる。

 

5回施術後、1ケ採卵・凍結胚できる。

 

6回施術後、1ケ採卵・受精障害で凍結できず。

 

7回施術後、1ケ採卵・凍結できる。

 

9回施術後、1ケ採卵するが空胞。

 

11回施術後、2ケ採卵・2ケ凍結。凍結胚が4ケになり、移植周期とする。

 

15回施術後、移植・妊娠。安定期まで施術。

 

後日、女の子を出産と報告を受ける。

 

 

 

4.第一子出産後、第二子希望でレデース鍼灸*子陵を再受診。

 

 

第一子治療時の凍結胚がある為、3回施術後、移植・妊娠。

 

出産報告のお手紙を頂く。

 

 

 

5.考察。AMHよりも毎月のFSHが重要です。

 

 

Kさんが初診でいらしたのは29歳の時です。

 

29歳の平均的なAMHは4.14ng/mlですが、KさんのAMHは0.1ng/ml(ベックマンコールスター株式会社:アクセスAMH測定値の年齢別分布図より)

 

AMHが低いとは生理中に確認できる卵が少ない。

 

体外受精では生理中に確認できる卵を育てて採卵する治療です。

 

もともと目視できる卵が少ない場合、誘発を強く行っても卵が増えるわけではありません。

 

少ない卵をゆっくりと育てる低刺激の誘発の方法がお勧めです。

 

Kさんが初めに通院していたクリニックは高刺激のクリニックであった為に採卵数の割りに凍結できませんでした。これは毎月の採卵で卵巣が疲弊してしまった事も原因です。

 

高刺激の誘発の場合は毎月ではなく、お休み周期を入れながらの採卵が適しています。

 

また、移植しても結果が出ない原因は、生理痛があり、子宮環境がよくない為に着床まで至らなかったのだと考えられます。

 

明日にでも閉経するかもと恐怖心でいっぱいだったようですが・・・

 

20代で閉経するのは稀です。若いだけあって元気な卵が排卵しているはず。

 

AMHよりも毎月の卵の状態を測るFSHやE2の方が大事だと当院は考えています。

 

閉経が近づくと生理3日目でのFSHが70mluくらいに上がります。

 

Kさんの場合はFSHが低かったので、閉経の心配をする必要はなかったのです。

 

本来のAMHを測定する目的はクリニックが誘発方法を考える指標なのですが、『早く体外受精を行いましょう』と勧める目的のために使われている気がしてなりません。

 

Kさんの場合は周期も基礎体温表も全く問題がなく、片方の卵管狭窄だけでした。

 

タイミング療法と詰まっていない卵管からの排卵の時は人工授精(AIH)を行うなどの一般的な治療からのスタートで良かったのではないかと考えます。

 

「終わり良ければ総て良し」ですね。Kさん二人のお母さんになられて本当に良かったです。

 

おめでとうございます。

 

 

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