レディース鍼灸 子陵。不妊鍼灸。横浜市都筑区。判定日にhcgが低い場合は当日の鍼も効果あり。高齢出産で自然妊娠も。当院の最高年齢48歳。採卵、移植後に子宮内膜が薄い場合は鍼灸で厚くしましょう。
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症例・患者様の声(妊娠)

2023/06/19

ピックアップ障害で体外受精(IVF)。第二子不妊の原因は不育症でした。

 

 

★いただいたメール★

 

Tさん40歳 体外受精 施術34回(患者さんの声2019.2.Tさん)

 

2023.3.○日に2644gの男の子を無事に出産致しました。

 

逆子治療をしていただいて、4/3に計画無痛を予定していましたが、結局陣痛が来てしまい、普通分娩で臨むことになりました。

 

順調に進んで、上の子よりも、ずっと安産でした。

 

少し小柄ですが、今、1ヶ月半過で4500gぐらいになり、プクプク育っています。

 

第一子に続き、第二子でもお世話になり本当にありがとうございました。

 

今回も、振り返れば辛いことばかりでしたが、こうしてご報告ができること、感慨深いです。

 

くれぐれもお身体ご自愛ください。

 

益々のご活躍をお祈りしています。

 

 

 

 

1.第一子はピックアップ障害。二人目でレディース鍼灸子陵を再受診。

 

患者さんの声2019.2.Tさんが第一子出産後、第二子希望で再来院。

 

第一子の時は自然妊娠を熱望するが、1年半の鍼治療の間、妊娠反応が一度も出ず。

 

夫婦ともに問題なく、Tさんの年齢(当時36歳)を勘案すると1年のうち1~2回は妊娠反応が出るはずなのに、全くその兆候がなく。

 

体外受精にステップアップすることになりました。

 

初の採卵で7ケ凍結胚ができ、初移植で妊娠・出産されました。

 

後で考えると、ピックアップ障害だったのかも?・・・と話してました。

 

(ピックアップ障害とは:排卵後の卵が卵管に取り込まれず、精子と出会えないので妊娠に至らず。

 

原因は内膜症や過去にクラミジア感染症歴があると起こりやすいと言われているが、はっきりとは分からず。不妊検査でも確認できない為に初の体外受精で授かった場合はピックアップ障害だったかも・・・と予想するのみ)

 

第二子は前回の凍結胚が6ケも残っているので、この卵で授かるだろうと予想し、移植に向けて子宮を整える施術をメインに行いました。

 

 

 

2.第二子不妊。妊娠するのに流産が続く。

 

5回施術後、移植・妊娠するが心拍確認後、10週で流産・自然排出。

 

8回施術後、移植するが結果が出ず。

 

11回施術後、凍結胚を2ケ移植・陽性反応は出るが化学流産。

 

15回施術後、凍結胚を2ケ移植するが結果が出ず。

 

再度、採卵を行う事にする。

 

17回施術後、採卵・11ケ中6ケ凍結胚が出来る。

 

20回施術後、移植するが結果が出ず。23回施術後、移植・化学流産。

 

27回施術後、次々に移植するが結果が出ず。

 

 

 

3.不妊の原因は重症の不育症。診断~出産まで。

 

 

妊娠するのに継続できないことが3回も続いたので、不育症専門クリニックでの検査を受ける。

 

アスピリンとヘパリン注射が必要な重症な不育症と診断される。

 

32回施術後、3回目の採卵を行う。7ケ採卵し、2ケ胚盤胞となり凍結。

 

34回施術後、移植・妊娠。

 

ヘパリン注射を続けながら、安定期まで施術し当院も卒業。

 

ご本人は卒業に不安そうでしたが、当院で不育症と診断された患者さんは100%出産されていますので、心配はありませんとお伝えしました。

 

 

 

4.まとめ。不育症発症の原因は第一子の出産。

 

 

第一子時の凍結胚が6ケもある為に余裕で妊娠できると考えていましたが、予想に反して採卵を繰り返すことになりました。

 

途中、クリニックを転院した方が良いでしょうか?との相談を受けましたが、2~3回採卵してもダメだったら、誘発が体に合っていない可能性があるので、転院をお勧めします。とお伝えしました。

 

初の採卵・移植で第一子は授かることができ、採卵して胚盤胞になる確率も高かったので、誘発が合わないとは考えられません。(採卵して半分が胚盤胞になれば良い成績です)

 

念の為の不育症検査で重症な不育症と判明。第一子は3090gの大きなお子さんでしたので想像も出来ませんでした。

(不育症と気づかず、治療をしないで出産できた方は胎児が小さいことが多いです。)

 

不育症専門医によると、第一子出産により不育症を発症する事があるそうです。

 

不育症の原因に血液凝固異常があります。血液が固まりやすくなる病ですが、普段の生活に支障ありません。

年齢が高くなると脳梗塞などに気を付ける必要はありますが、元々は命を守るため遺伝子です。

 

妊娠すると通常の6倍も血液が固まりやすくなります。

 

太古の昔、出産は大量出血するリスクが高く、命がけでしたので、出血を止める為に必要な遺伝子でした。

その遺伝子が今も受け継がれているのです。

 

ただ、Tさんの場合は第一子は普通に産めたので、第一子の出産時に突然、遺伝子のスイッチが入ったのだと想像できます。

 

毎日のヘパリン注射の苦労はありましたが、無事に産めて本当に安堵しました。

 

Tさん本当に長い長い妊活でしたが諦めなくて良かったですね。

 

 

待望の二人のお母さん!

 

残り1ケの凍結胚を移植される時はまたお会いしましょう。

 

 

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