【Dさん40歳 体外受精 施術20回】
レディース鍼灸*子陵から
治療成績2018.12.Bさんが8月に生まれたお子さんと一緒に遊びに来て下さいました。育休中のDさんはスッキリとしたお顔で若返っていました。やはり仕事をしながらの妊活は大変だったのだと改めて感じました。
破水後、なかなかお産が進まず帝王切開になってしまったとの事。1年は妊活が出来ませんが凍結胚が1ケありますので気持ちには余裕がありますね。
自然妊娠を目指して当院を受診。生理痛が酷くその改善も目指していました。3周期の鍼で生理痛は改善されましたが、なかなか結果が出ず初診から約7ケ月後、初の体外受精を行なう事になりました。同じ大きさの5ケの卵が見え、いよいよ採卵の当日「急な仕事が入り採卵をキャンセルしなければなりません」との電話です。「この年齢で同じ大きさの卵が複数採れるのは稀ですよ。クリニックの先生に相談をして下さい」とお伝えしました。採卵は翌日に延期となり、凍結胚が3ケもでき2回目の移植で妊娠・出産に至りました。「あの時に相談できたから授かったのだと思います」と仰って頂きましたが、これはDさんの実力です。当院に相談してみようという判断力が妊娠への運気を掴んだのだと思います。その判断力は子育てにも生かされている事でしょう。40代は体力より知恵で乗り越えて下さいね。
体外受精の直前だけ鍼を受ける方がいらっしゃいますが、鍼はコツコツ体を整える為のものです。卵は約200日掛けて育ちます。Dさんは丁度200日目での採卵でした。
20~30代前半は若いだけあって卵は完熟で排卵しています。内膜の状態を良くするだけでいいので、鍼も約3周期位で良い結果が得られますが、40代は卵の完熟度も落ちている為に基礎体温もガタガタです。若い人と比べると改善に少し時間が掛かります。
卵の状態は基礎体温で分かります。卵の育ちが良ければ低温期から高温期の上昇がスムーズになり、高温期も10日以上続き、ガタガタせずに安定します。卵の完熟度を上げることが成功の鍵です。お手本のような基礎体温に変わったら、良い卵が採れる目安ですよとお伝えしています。
Dさんは4月から仕事復帰だそうです。第2子妊活の時期を相談されて帰られました。 お仕事頑張って下さい!またお会いしましょうね。