レディース鍼灸 子陵。不妊鍼灸。横浜市都筑区。判定日にhcgが低い場合は当日の鍼も効果あり。高齢出産で自然妊娠も。当院の最高年齢48歳。採卵、移植後に子宮内膜が薄い場合は鍼灸で厚くしましょう。
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症例・患者様の声(妊娠)

2021/11/04

AMHが低く閉経の不安。体外受精でも流産。子宮を温めて妊娠。

 

 

Wさん34歳 体外受精 施術5回(治療成績2020.12.Cさん)

 

 

Wさん子育てでお忙しい中、丁寧なお手紙と写真を頂きました。

 

お子さんの写真に癒されています👶

 

 

 

 

1.レディース鍼灸*子陵受診までの経緯

 

AMHが低く、体外受精を行うが妊娠継続できず。

 

治療歴4年。1年間の自己流タイミングの後、不妊専門クリニックでタイミング指導を10回受けるが一度も妊娠反応出ず。

 

クリニックからAMHが低いので体外受精を勧められ、ステップアップ。

 

採卵を4回行うが、化学流産1回・流産1回と妊娠が継続せず。凍結胚が1ケあるので移植に向けて体を整えたいとレディース鍼灸子陵を受診。

 

 

2.レディース鍼灸子陵での初診・主訴

 

 

AMHが低いので近いうちに閉経するのではないかと心配。

 

毎月のように採卵を繰り返したのに移植できる卵は1ケ~2ケ。

 

凍結胚が少ないのはAMHが低く卵が悪いからではないか?と疑問。

 

妊活期間が4年もあり、仕事と治療の両立でストレス強い。PMS(月経前症候群)の症状もあり。

 

生理の経血量が少なく塊が出る。下半身の冷えも気になる。

 

 

 

3.問診

AMHが低くても30代では心配無用

 

不妊専門クリニックのお医者さんの会員組織である『日本社団法人生殖医学会』の見解です。

 

「AMHの基準値について平均値・中央値はあるものの正常値は設定できない。

 

20代から40代後半まで、どの年代でもAMHが0の人が存在し、測定値は正規分布しない。

 

特に30代では年齢とAMHは相関しない。同世代に比べて残りの卵が多いか少ないかといえても正常異常と評価すべきでない。」との事です。

 

要するに閉経の時期は誰にも分らず、AMHが0の方の妊娠もあるのです。

 

過度な心配は無用です。

 

ただ、AMHが低い人の特徴として毎月の出てくる卵が少ないことが挙げられます。

 

生理中に目視できる卵を全部育てるのが体外受精です。

 

自然妊娠の場合は生理中の卵が次々に消え、最後に残った1ケの卵が排卵するので、AMHの値は関係ありません。排卵すればいいのです。

 

AMHが低い方は元々生理中の卵が少ないので採卵数も少なく、誘発しても卵巣の負担になるだけです。

 

負担の少ない穏やかな誘発方法を行うクリニックをお勧めしています。

 

ただ、この方の場合は凍結胚が1ケあるのでその卵で妊娠すればいいことです。

 

34歳と若く、周期は28日。基礎体温表を拝見するとお手本のように綺麗です。

 

問題は子宮でした。生理の内容は子宮の状態を表します。

 

経血は鮮血で塊がなくサラサラしていて量が多くなれば、ご本人にも分かるはず。

 

子宮の状態が良くなったことを確認してからの移植では如何でしょうか?と提案しました。

 

 

 

4.鍼灸治療の後、不正出血を経て妊娠

 

2回目の鍼治療の後、生理後にも関わらず、出血しました(濃赤茶色)。

 

ご本人は初めてのことでしたので、驚いたようですが、これは生理中に排出されずに残っていた子宮内膜だと考えられます。時々こんな方がいらっしゃいます。

 

子宮の状態が改善し、5回目の鍼の後、移植・妊娠。安定期まで施術。

 

 

 

5.まとめ

 

 

子宮を温めて血流良く。冷えは大敵です。

 

続けて4回と毎月のように採卵されていました。

 

初診でいらした時はかなり落ち込んでいて、追い詰められているご様子でした。

 

最後の凍結胚と伺い、こちらもかなりのプレッシャーでしたが・・・上手くいってほっとしました。

 

34歳で卵が悪いはずはなく、子宮の問題でした。

 

ご自身でできることは日々の生活環境を変えることです。冷飲冷食は避け体を温めること。真摯に取り組んで頂けたことが出産に繋がりました。

 

途中、生理後なのに出血したのは良い兆候でした。子宮内膜に溜まっていた不要な物が鍼の刺激で排出できたからです。

 

お医者さんによると、内診すると内膜がデコボコしている方がいらっしゃるそうです。

 

子宮の排出機能が落ちていることが考えられます。全ては冷えからきます。

 

妊活に冷えは大敵です。

 

★いただいたお手紙★

 

ご無沙汰しております。お元気でお過ごしでしょうか?
この度8月〇日に待望の娘を出産することができました。
名前はYと名付けました。

 

すくすくと成長し、先日お宮参りにも行ってきました。
妊活という出口の見えないトンネルを進んでいる中、見かけた鍼治療は最後の一筋の希望と思い伺いました。

 

そこでお会いしたお二人はすごく明るく「まだまだ若いから大丈夫!」と半分諦めていた気持ちをすごく前向きにさせて下さいました。

 

お二人の優しさと明るさに救われた思いでした。
そのお陰で最後の胚移植での着床・妊娠の継続そして出産までたどり着けたのだと思っています。

 

鍼治療を受けられたことはもちろんですが、お二人とのご縁に本当に感謝しております。

 

今後も教えて頂いた体を冷やす食べ物は避けて温めつつ、子育てを頑張っていきたいと思います。

 

季節の変わり目で体調を崩しやすい時期ですが、どうぞご自愛くださいませ。本当にありがとうございました。

 

 

レディース鍼灸*子陵から

 

 

天使のように可愛い写真も同封されていました。初診で来られた時「人より卵の数が少ないと言われています。妊娠できるのか不安です。」と仰っていました。

 

Wさんは化学流産・流産と繰り返したので、その様に考えるのも無理もないことかも知れません。

 

しかし、34歳でそんなに不安になる必要はありません。「次の誕生日までには出産できるよ」と軽く言った覚えがあります。

 

生理痛や経血に塊が混ざり、量も少ないとの事。

 

卵は若くてプリプリのはずです。子宮の中が冷えているのだと考えました。ご自身も下半身の冷えを感じていたそうです。

 

採卵4回・移植3回・最後の凍結胚で切羽詰まっていたようですが、移植に向けて鍼で子宮を整えることに重点を置きました。

 

途中、不正出血などもありましたが、子宮の冷えを解消する事で内膜の質が良くなり、5回の施術で妊娠。安定期まで施術し出産に至りました。

 

Wさんはまだまだ自然妊娠も十分可能な年齢です。
第二子は自然妊娠を目指すと仰っていました。

 

次回もお手伝いできる日を楽しみにしております。

 

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