- 1.レデース鍼灸*子陵受診までの経緯流産3回続き不育症・子宮筋腫・男性不妊で体外受精(IVF)へ。
- 2.レディース鍼灸子陵の初診・主訴流産が続き妊娠する事が不安。
- 3.不育症の原因と治療方針レディース鍼灸子陵では不育症の患者さんの100%が産んでいます。/心と体の回復を図る。移植に向けてベストを尽くす。
- 4.凍結胚を移植・化学流産子宮内膜炎が見つかる。
- 5.判定日のhcgが低すぎるが妊娠継続出産できました。
- 6.まとめ不育症と診断された方100%が産んでいます。
Nさん40歳 体外受精 施術13回(治療成績2020.12.Aさん)
出産報告の年賀状をいただきました。Nさんおめでとうございます!
★年賀状★
大変、ご無沙汰しております2月に卒業させ頂いたたNです。
無事に8月〇日に出産いたしました!!
本当にお世話になりました。お忙しいと思いますがお体ご自愛下さい。
私も子育て頑張ります。
1.レデース鍼灸*子陵受診までの経緯
(流産3回続き不育症・子宮筋腫・男性不妊で体外受精(IVF)へ。)
治療歴5年。結婚して2年経っても妊娠しないため、不妊専門クリニックにて検査を受ける。子宮筋腫が分かり手術を行う。男性不妊も判明、年齢的にも体外受精を行う方がいいとクリニックから勧められる。
クリニックの治療はタイミング法や人工授精(AIH)を行わず、最初から体外受精。
採卵は数え切れないほど行うが移植まで至らない事が多い。
移植は6回行うが、16週で流産・9週で流産・化学流産と流産が3回続く。
化学流産後に不育症専門クリニックで不育症検査を受ける。
重症な不育症と判明し、アスピリンとヘパリン注射が必要だと診断される。
凍結胚が1ケあるので体を整えてから移植したいとレディース鍼灸子陵を受診。
2.レディース鍼灸子陵の初診・主訴
(流産が続き妊娠する事が不安。)
「妊娠しても喜べず怖い。不育症の治療を受けながらで本当に出産できるのか?
出産できる可能性は85%と聞いたが、私はその中に入るのだろうか?」
と毎日考え、憂鬱な気分で落ち込んでいる。仕事にも行けなくなり休職中。
生理痛やPMSがあり、最後の凍結胚を移植する為に体を整えたい。
3.不育症の原因と治療方針
(レディース鍼灸子陵では不育症の患者さんの100%が産んでいます。/心と体の回復を図る。移植に向けてベストを尽くす。)
レディース鍼灸子陵では不育症の患者さんの100%が産んでいます。
心と体の回復を図る。移植に向けてベストを尽くす。
不育症の原因のひとつに血液凝固異常が挙げられます。
血液が固まりやすくなる病です。元々この因子を持っていても、普段の生活には支障はなく、年齢が重ねると血栓ができやすくなるので、脳梗塞などに気をつけましょう。
という目安ですが、妊娠すると普段の6倍も血液凝固(血栓発症)の頻度が高くなります。
これは太古のDNAが私たちの体の中に残っているからです。
原始時代の大量出血は命にかかわります。特に出産時には出血のリスクがあります。
もし出産で大量出血したら、止まらないと大変なことになります。
そこで、妊娠したら出血しても直ぐに止血出来るような遺伝子を持つ人が生き残り、現代の私たちにそのDNAが受け継がれているのです。
生きるために必要な良い遺伝子だったのです。
10週超えての流産の場合、不育症が強く疑われるので当院の患者さんには直ぐに不育症専門の❝杉ウイメンズクリニック❞を紹介しております。
以前、不育症を特集したNHKの番組で杉先生は「不育症の治療をしながら産める人は85%」」とおっしゃっていましたが、当院の患者さんは100%産めています。
流産をするという事は妊娠まではできるのですが、不育症という病のせいで妊娠が継続できなかったのです。
不育症の治療を併用することで100%産めます。とお伝えしました。
Nさんは流産のストレスでお顔色が悪く中医学的に診断すると、気滞うっ血。
PMS(生理前困難症)、生理痛もあり、神経が不安定。全身の血流が滞っている状態でした。
血流を改善し体の状態が良くなる事で、精神的にも前向きな気持ちになって頂くのを目標にしました。
ただ、今ある凍結胚で妊娠・出産することが一番なので、子宮内の環境を整える施術を重点的に行い、最後の凍結胚移植に向けて万全を期すことにしました。
4.凍結胚を移植・化学流産
(子宮内膜炎が見つかる。)
2回施術後、内膜が薄く移植がキャンセルになる。
4回施術後、移植・化学流産。子宮内膜炎と診断される。
内膜炎の治療を行いながら、次の採卵に向けて、鍼の施術を継続する。
5.判定日のhcgが低すぎるが妊娠継続
(出産できました。)
6回施術後、採卵・3ケ採れるが凍結できたのは1ケのみ。
12回施術後、移植・妊娠するが判定日のβhcgが半分以下(50欲しいところ、18)の為に急いで13回目の施術を行う。
4日後、再判定でhcgが963と上昇し、胎嚢確認。
ヘパリン注射を始める。7週で心拍確認ができ安定期まで施術。
出産報告を賀状で頂く。
6.まとめ
(不育症と診断された方100%が産んでいます。)
当院を受診される前とはいえ、16週で流産した時に不育症専門医の所で検査を受けていれば、こんなに悲しい思いを何度もせずに済んだのではないでしょうか?
不妊専門クリニックでも不育症については詳しくなかったようです。
初めてお目にかかった時は憔悴しきってらして、何て声をお掛けしていいのか、私どもも悩みました。
「不育症の原因が分かって良かったのです。不育症の治療をしながら、当院の患者さんは100%産んでいます。」とお伝えしました。
当院にいらして初移植で化学流産。後に子宮内膜炎が見つかりました。
検査が後手後手に回っているのが納得できませんでしたが、化学流産は臨床的には流産には入りません。
がご本人には辛いことだったと思います。
「これで最後にします」と最後の採卵に挑みました。この採卵で妊娠が継続できて卒業して頂きましたが、出産報告を頂くまでとても気になった患者さんでした。
賀状を頂いて本当にホッとしました。Nさんおめでとうございます!